FRED PERRY
[メンズ/レディス/バッグ/シューズ/キッズ]
SHELL PARKA
みなさん、こんにちは。
FRED PERRYみなとみらい東急スクエア店の矢島です。
本日ご紹介するのはこちらのモッズパーカ。
こちらのブログでも何回かモッズパーカというのを紹介させていただいておりますが
あらためて説明申し上げましょう。
このモッズパーカ、ほんとはM51という名前の1950年代にアメリカ陸軍がさむ~~~いところで着るためにつくった上着がはじまりです。
長めの着丈、フード、大き目のフラップポケット、裾の後ろが燕尾のように先割れしたフィッシュテールと呼ばれる形になっているのが基本的な特徴です。
サイズ感については野戦服、つまりジャケットとかブルゾンみたいなのの上から羽織れるように
大き目につくられています。
さらにボアライナーが取り付けられていたり、フードのところにファー(お手入れしやすいようにアクリルなどのフェイクファーが多かったみたいです)が付いていたりと年式や製造場所によってバリエーションがありました。
そのバリエーションによってM51、M65など様々名前があります。
しかし、上述の基本的なディティールはいずれにも共通してます。
要するに長めの着丈、フード、大き目のフラップポケット、裾の後ろが燕尾のように先割れしたフィッシュテールと呼ばれる形(二回目)になっていればモッズパーカというわけなんですね。
それがなぜFRED PERRYの定番アイテムになってているのかというと
1950年代後半のイギリスではイタリア製の高級なスーツを着て、カスタムしたスクーターに乗り
各々のスタイルを競い合うモッズと呼ばれる若者たちがおりました。
そのモッズ達が自慢の高級スーツをスクーターのオイルや排ガスなどで汚さないように、と目を付けたのが
アメリカ軍のお古としてイギリスにも安く出回っていたこのM51パーカでした。
彼ら、スーツやスクーターにお給料のほとんどを突っ込んでしまっていたため
「上着は安いのでいーや、汚れるし」という感じだったらしいです。
結果として細身の三つボタンスーツにぶかぶかのミリタリーアウターという普通では到底思いつかなそうな珍ファッションが誕生し、M51をはじめとするこれらミリタリーアウターはモッズパーカと呼ばれるようになりました。
モッズといえばFRED PERRY。
モッズ達は夜通し遊ぶため、スーツの中にスポーツウェアとしての着心地とファッショナブルなデザインを持ったFRED PERRYのポロシャツを好んで着ていたからです。
こうしてモッズパーカはFRED PERRYの定番アイテムに名を連ねるようになったのです。
ちなみにある種の必然によって生まれたこの珍ファッションはその後、数々のメゾンブランドにインスピレーションを与え、定番化していくこととなるのでした。
このミスマッチの妙がとてもかっこよく見えるんですね。
そのモッズパーカを光沢感のあるポリエステル素材、FRED PERRYらしいスマートな
シルエットで仕上げたのがこちらのアイテム。
フィット感には比較的ゆとりがあるので、カットソーやニットはもちろん、モッズよろしくセットアップを中に着てもかっこいいかもしれません。
個人的にはカーコートっぽい、シャツ衿のレザージャケットを合わせても
玄人っぽくてかっこよさそうです。
ぜひ一度ご覧にいらしてください。
SHELL PARKA
¥33,000(Tax in)
矢島
TEL:045-682-2695
MAIL:fpyk@hit-union.co.jp